2007'03.24 (Sat)

カナディアン・エクスプレス

カナディアン・エクスプレス カナディアン・エクスプレス
ジーン・ハックマン (2003/02/21)




監督ピーター・ハイアムズ
出演ジーン・ハックマン、 アン・アーチャー、ジェームズ・B・シッキング、J・T・ウォルシュ、スーザン・ホーガン
1990年/アメリカ/97分 ★★☆☆☆

<あらすじ>
偶然、マフィアの殺人現場に居合わせた女性(アン・アーチャー)が、報復を恐れてカナダの山中に身を隠す。唯一の目撃者である彼女の証言がどうしても欲しい検事補(ジーン・ハックマン)は彼女を追って行くのだが、いつの間にか組織に尾行されていた。
証人を守りぬくために、組織の目を逃れ豪華列車に乗り込むのだが・・・。

<感想>
たまたま深夜放送で見ました。
「その女を殺せ」(監督リチャード・フライシャー 1952年)のリメイク版です。スピーディーな展開で物語は進んでいきますが、あっというまに、しかもあっさり終わってしまうので少々消化不良でした。その分中だるみはありませんでしたけどね。ほとんどが列車の中のシーンなんですけど、列車がカナダのバンクーバー行きなので風景が雄大なロッキー山脈が撮影されているせいか閉塞感や圧迫感はなかったです。90年の映画なので車での暴走シーンや、ヘリコプターの爆破シーンはやはり古さを感じましたが、今でもこの手のシーンはよくある場面だと思います。それと「列車内に外部との通信手段がない」っていうのも時代を感じますね。ジーン・ハックマンのラストに見せる笑顔はとても良かったです。

全体的にはコンパクトによくまとまっているサスペンス・アクションだと思いますが、「その女を殺せ」のフィルム・ノワールの世界観とは全然違うようです。




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2007'03.16 (Fri)

アグレッション/避暑地の異常な夜

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フランス映画祭が始まりましたね。今年の団長はカトリーヌ・ドヌーブと大変豪華ですよね。と、いうわけでカトリーヌ・ドヌーブが32才のときに出演した日本未公開作品を鑑賞してみました。
主演は「男と女」のジャン・ルイ・トランティニアン。
出演者は豪華なのですが・・・

原題 L' AGRESSION
監督 ジェラール・ビール
出演 ジャン・ルイ・トランティニアン、カトリーヌ・ドヌーブ、クロード・ブラッフール、レオノーラ・ファニ 
1974年/フランス/イタリア/94分 ★☆☆☆☆

<あらすじ>
パリのビジネスマン、バルラン(ジャン・ルイ・トランティニアン)の家族はバカンスの途中暴走族に襲われ、気絶してしまう。
しかし気が付くと、妻と娘の亡骸がそばに・・・。
バルランは葬儀のあと死んだ妻の妹サラ(カトリーヌ・ドヌーブ)の助けで、殺人犯を突き止めるため奔走していくのだが・・・。
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<感想>
Gyaoにて鑑賞した日本未公開作品です。キャスティングは豪華なのですが、内容がなんとも中途半端でした。あらすじだけ見たら主人公バルランの復讐劇になるのかなと思うのですが、サラは物語の進行でバルランの助けになってないし、かといって意味不明に関係を持ったりとどちらかと言えば浮いた存在でした。妻と娘が殺害された、というシリアスな状況なのにコメディっぽい音楽がいきなり流れてきたり、物語の重要な人物と3人で食事するシーンも、やたらと顔のアップばっかりで見づらかったりと作品としてはZ級ですね。吹き替え版しかなかったのですが、字幕版ならまだもう少しましだったかもしれません。というのも恐らく当時テレビ放送されたときのままを、Gyaoでも放送したと思いますので声優さんが(とくにカトリーヌ・ドヌーヴ)いけてないというか・・。
ちなみに日本でテレビ放送されたのは1982年だそうです。

良かった点はカトリーヌ・ドヌーヴが超綺麗でしたし、思わぬ人物が真犯人だったりで驚かせてくれたところですかね。
あと、若かりしダニエル・オートゥイユがワンシーン出演してたところですね。出てきたときは 「おっ!」って思いましたけど私個人としては全体的には★一つです。

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2007'03.10 (Sat)

クルーシブル

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ウィノナ・ライダー (2005/08/19)
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

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Gyaoにて鑑賞。
17世紀末にマサチューセッツ州セイラムで実際にあった「魔女狩り事件」を基に描かれた作品。一人の狂言が集団ヒステリーを引き起こし、とんでもない事態を招く魔女裁判の物語。
原題の「THE CRUCIBLE 」は「るつぼ」という意味だそうです。
不快感はあるものの映画としては見ごたえありました。
1996年のアカデミー賞で助演女優賞にジョーン・アレン、脚色賞 アーサー・ミラー がそれぞれノミネートされました。
ちなみにこの年のアカデミー賞・作品賞は「イングリッシュ・ペイシェント」。

原作戯曲 アーサー・ミラー
監督 ニコラス・ハイトナー
出演 ダニエル・デイ=ルイス 、ウィノナ・ライダー 、ポール・スコフィールド 、ジョーン・アレン
製作年度 1996年 /アメリカ/ 124分 ★★★☆☆

<あらすじ>
17世紀の後半、マサチューセッツ州セイラム。村に影響力を持つ農夫のジョン(ダニエル・デイ・ルイス)は淡白な妻エリザベス(ジョアン・アレン)をよそに、召使の少女アビゲイル(ウィノナ・ライダー)と一夜の情事を交わした。そのことを知ったエリザベスはアビゲイルを解雇。しかしアビゲイルは、ジョンを我が物にすべくエリザベスを魔女としてでっちあげていく・・・。

<感想>
ウィノナ・ライダーが苦手な私は、ますます苦手になりましたね。
アビゲイル役がはまり過ぎていて怖すぎました( ̄□ ̄;)
始めは村の少女たちと森で禁止されているおまじないをしたり、踊っているところを見つかったために、罰から逃れようと「悪魔がやってきて怖い思いをした」ってウソをつくんですよね。ところが、一緒にいた少女たちが、「私も、私も」ってことになって、ウソを重ねていくうちに無実の人たちが魔女や悪魔の手先だと裁判にかけられていくんですけど、アビゲイルは都合が悪くなると、「霊を送ってきた」とか、「黄色い鳥があそこに!」って見えてないのにヒステリックに大騒ぎするので、映画を見ながら「おまえこそ悪魔だろ」って突っ込みながら見てました。

劇中ではあの時代の魔女狩りや魔女裁判を再現していたと思いますが、裁判の模様は真剣だけどなんだか愚かで滑稽なんですよね。
だからこそ不道理な感じがよく伝わってきました。
ダニエル・デイ・ルイスですが、やっぱり渋いですね。骨太で本当は心から妻エリザベスを思っているジョンの気持ちがよく伝わります。
そして最後まで人間としての誇りを失わなかったことも。

そもそもは1950年代マッカーシズムへの批判としてアーサー・ミラーが戯曲化し、その後映画化した「サレムの魔女」のリメイクなんですよね。
決して後味のいいラストではないけれど、実際に 「いろんな意味の」 魔女狩りで苦しんできた人たちが大勢いたことを、映画を通じて訴えたかったのかなと思います・・・。

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2007'02.10 (Sat)

エリザベス1世 〜愛と陰謀の王宮〜 

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先日行われた第64回ゴールデングローブ賞で作品賞(TVムービー/ミニシリーズ)を受賞したTVムービーです。その他にも多数の賞を受賞していますね。GG賞放送日にテロップで本日午後3時〜から放送とありましたので鑑賞しました。TVムービーのクオリティとは思えないほど豪華で重厚なドラマでした。女王役はヘレン・ミレンの当たり役ですね。

監督 トム・フーパー
出演  ヘレン・ミレン /エリザベス1世
   ジェレミー・アイアンズ/レスター伯 ロバード・ダドリー
   ヒュー・ダンシー/エセックス伯 ロバート・デヴァルー
NHK BS-Hi / アメリカ/イギリス/223分(前編/後編)

<あらすじ/前編>
エリザベス女王の即位から20年。プロテンスタントのイングランドは、スペインやスコットランドなどカトリック勢力に狙われていた。
暗殺・裏切り・侵略、女王の周りは常に陰謀が渦巻いていた。
女王は穏健派カトリック国のフランスの公爵と政略結婚すべきか迷っていた。女王を支え続ける愛人レスター伯などの大反対があったからだ。ところが、ある時、レスター伯は結婚していたと分かる。女王は彼を王宮から追い出し、公爵との結婚を決意するが、結局、国民の反対にあい、諦めることに・・・。

<あらすじ/後編>
世界貿易を握り、絶対主義国家への道を進むイングランド。
女王はレスター伯の義理の息子エセックス伯を新たな恋人にしていた。
女王の愛情を受けながら、彼は王宮での地位を高め、顧問官にまで上りつめる。わがまま放題のエセックス卿を他の顧問官は快く思ってはいなかった・・・。(海外ドラマホームページより参照)
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<感想>
前編、後編とあわせて223分の長編ドラマでしたけど、退屈しませんでした。衣装を始め、TVドラマの域を超えて役者陣も豪華でしたね。
女王としての政治的決断力や力強さ、怖さ、その一方で女性としての葛藤や苦悩、老いていく過程と最後の最後まで見ごたえありました。
ジェレミー・アイアンズ(レスター伯)もこれでGG賞受賞していましたけね。あんまりいい役ではなかったですけど、さすがにベテランの存在感でした。あと女王の若い愛人、エセックス伯 ロバート・デヴァルー (ヒュー・ダンシー)も光ってましたね。やんちゃな野心家から女王の寵愛をいいことに次第に身分を逸脱していく過程もよかったと思います。
難を言えば、国の未来がかかった戦争にも関わらず、その描写があっさりしすぎていたことですかね。このあたりはTVムービーだから仕方がないのかもしれませんが、どれほどの戦だったのかが映像からは伝わってきにくかったです。

それにしても、最近の海外ドラマ、海外TVムービーは映画よりもクオリティが高いんじゃないかと思う良質な作品が多くなって来ているように思いますね。日本では邦画が洋画の興行収入を超えたとのことなので、相乗効果でいい作品が見られるようになると映画ファンとしては楽しみが増えます(^^)

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2007'01.03 (Wed)

クリスティーナの好きなコト

クリスティーナの好きなコト クリスティーナの好きなコト
キャメロン・ディアス (2006/11/29)




深夜にTV放送していたので鑑賞しました。こちらのミニシアターで公開されてたときは興味がなかったので未見だったのですが、まあまあ面白かったです。でもちょっとお下劣過ぎて・・・(^^;)

監督 ロジャー・カンブル
出演 キャメロン・ディアス 、クリスティナ・アップルゲイト 、セルマ・ブレア 、トーマス・ジェーン 、ジェイソン・ベイトマン
製作年度 2002年 /アメリカ/ 84分 ★★★☆☆

<あらすじ>
28歳のクリスティーナは、いつも深入りしない気軽な恋を楽しんでいた。そんな気ままな彼女はある夜、親友のコートニー(クリスティナ・アップルゲイト)とジェーン(セルマ・ブレア)と共にクラブに繰り出す。クリスティーナはそこでピーター(トーマス・ジェーン)という男に出会うが、彼女のいつもの軽いノリのせいで険悪ムードに。ところがその後クリスティーナが素直に謝ったことで2人は打ち解けてすっかり意気投合する。だが、クリスティーナは本気の恋に目覚めたことで及び腰になってしまった。それを察したコートニーは、クリスティーナをピーターのもとへ向かう旅に連れ出すのだが・・・(Yahoo 映画より)
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<感想>
キャメロン・ディアス好きならたまらないドライなコメディ映画でしょうね。とても可愛かったし、魅力全開だったと思います。
28歳の設定なので、恋愛も結婚を意識したモードに入るのは自然なことだと思いますし、本気の相手を探すのもわかります。親友の2人と夜のクラブに繰り出したり、車で3時間以上かけて好きな人に会いに行く途中で、てんわやんわがあるわけですが、女優陣は魅力的でもやってることがお下劣過ぎでちょっと引いてしまうシーンが多々あるのが難点ですね。(例:クリスティーナ曰く、洗濯してないので替えのパンツがないから裏返してはいてる。)最後のセルマ・ブレアはちょっと気の毒なぐらいでした(^^;)TV放送ですからカットしている場面もあったと思いますが、カットしてこれですからね。
それと、男優の存在が薄かったのでラブ・コメディとも言いがたいですね。トーマス・ジェーンは「パニッシャー」のときは結構かっこよかったんですけど、今作ではあんまりいいところがなかったように思いました。
これジャンル分けするとしたら「頑張っている女の子が元気になるコメディ・ドラマ」でしょうか。でもしっかり<R指定>ですので、念のため。

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