
原題: THE GOOD SHEPHERD
監督: ロバート・デ・ニーロ
製作総指揮: フランシス・フォード・コッポラ
脚本: エリック・ロス
出演: マット・デイモン アンジェリーナ・ジョリー アレック・ボールドウィン ケア・デュリア
マイケル・ガンボン ウィリアム・ハート ジョー・ペシ ジョン・タートゥーロ ロバート・デ・ニーロ
2006年/アメリカ/167分 ★★★★☆
<あらすじ>
1961年4月17日、キューバのカストロ政権転覆を狙った上陸作戦がCIA内部の情報漏れにより失敗し、CIAは窮地に立たされる。その数日後、作戦を指揮したエドワード(マット・デイモン)の元にCIA内通者と敵側スパイと思われる男女が映ったテープが届く。彼は部下のレイ(ジョン・タートゥーロ)にその分析を依頼するが・・・(Yahoo映画より参照)

<感想>
2007年ベルリン国際映画祭・銀熊賞(芸術貢献賞)受賞作品。
あんまり期待せずに見に行ったのですが、なかなか重厚感たっぷりの作品でしたね。
当初、ディカプリオにオファーしたとのことですが、私はマット・デイモンで良かったと思います。
ゆっくりとしたカメラワーク、60年代を彩る背景やファッション、歴代のアメリカ大統領を多数輩出するエリート秘密結社スカル&ボーンズやキューバ危機の裏事情、CIAの誕生、そうかと思ったら、「ハニートラップ」とはこんな感じなのか?と興味深いエピソードが綴られいて、3時間近い上演時間も私は気になりませんでした。

「The Good Shepherd」とは、新約聖書ヨハネ福音書にある 「良い羊飼いは羊のために自分の命を犠牲にします」 という一節の引用で、羊とは国家の理性とも読めるのだそうですね。
なるほど、これは国に忠誠を誓った男の半生と、その周辺の人間模様を描いていましたからね。ただ、30年間を時系列で描いているわりには、マット・デイモンやアンジーが年老いていないというか、二人の息子だけが大人になっていて、夫婦二人は風貌がさほど変わらないように思えましたので、ちょっと過去と現在がわかりにくい所もありました。それとアンジーをデ・ニーロが起用したかったのでしょうか。なんだか役柄がはまっていないようにも感じましたけどね。
全体的に見応え十分でしたが、このゆっくりとしたテンポと過去と現在を交互に見ることが
苦手な人には少ししんどい映画かもしれませんね。